お知らせ

2022.04.27

日本免疫治療学会学術集会でヘリオスNK細胞の大量製造方法に関するポスター発表のお知らせ

 この度、他家iPS細胞由来NK細胞*1の大量製造技術について、2022年5月22日に開催される第19回日本免疫治療学会学術集会にて、「三次元自動灌流培養法によるiPS細胞由来ナチュラルキラー細胞の大量製造方法の開発」と題したポスター発表をいたしますのでお知らせいたします。

 当社は、固形がんを対象に特定機能を強化した他家iPS細胞由来NK細胞(以下、eNK細胞といいます。)を用いた次世代がん免疫細胞療法の研究・開発を推進しております。今回発表する三次元自動灌流培養法は、現在整備を進めているeNK細胞の治験製品を製造予定の当社向け細胞加工製造用施設(Cell Processing Center:CPC)にて使用するeNK細胞の大量培養に関する基本技術です。

 

*1 NK細胞 NK(ナチュラルキラー)細胞は、人間の体に生まれながらに備わっている防衛機構で、がん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する白血球の一種です。さらに白血球の分類においてはリンパ球に分類されます。NK 細胞を用いた治療の有効性としては延命効果、症状の緩和や生活の質の改善、治癒が期待されています。